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2016年(平成28年)2月11日  木曜日

Q.
  従業員が業務中自動車事故を起こして相手方がケガをしました。会社に責任は生じますか。
  通勤中の事故の場合はどうですか。社用車かマイカーかによって違いが生じますか。
  

A.
 従業員が業務中に起こした事故については、社用車、マイカーにかかわらず、会社は原則として相手方に対し損害賠償責任を負います。通勤中の事故については、社用車の場合は原則として損害賠償責任を負い、マイカーの場合には場合分けが必要です。マイカーが会社の業務には使用されず通勤にのみ使用されており、会社がマイカー通勤を容認していなかった場合には原則として会社は責任を負いません。マイカーが通勤にのみ使用されていたが、会社がマイカー通勤を容認していた場合には会社の責任を認める裁判例と否定する裁判例に分かれます。通勤手当の負担等会社の関与の度合いにより分かれています。マイカーが会社の業務に使われていた場合には原則として会社は責任を負います。なお従業員がケガを負った場合には従業員の損害について労災の対象となり、また会社に安全配慮義務違反が認められる場合には会社は従業員に対し損害賠償責任を負う場合があります。重要なことは従業員がマイカーを使用している場合には会社としては万が一に備えて従業員の任意保険の加入をチェックすることです。対人無制限となっているか、プライベート使用のみという条件が付されていないかなど確認して下さい。会社においてマイカー通勤規定を作成するのもよいです。会社が従業員によるマイカー使用を認めない場合には、使用を黙認していたということにならないように使用禁止を形に残るように文書で従業員に周知するとよいです。




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