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2012年(平成24年)6月19日  火曜日

Q.
  仕事で車を運転しますが、交通事故のニュースを見るたびに人ごとと思えないときがあります。
  交通事故を起こすと加害者はどのような責任を問われるのですか。
  

A.
 車を運転する人が事故を起こした場合には、運転者は民事、刑事、行政上の責任を負う可能性があります。

【民事責任】
 加害者は被害者に対して、その人が受けた損害をお金で賠償しなければなりません。賠償すべき損害は、主に@治療費A通院費B入院雑費C休業損害D入通院の慰謝料(入通院による精神的苦痛に対する損害)E後遺症がある場合には後遺障害慰謝料(後遺障害による精神的苦痛に対する賠償)F後遺障害逸失利益(後遺障害がなければ得られるはずだった収入)G物損(車両修繕費、買い替え差額費、代車料等)などがあります。
 あなた自身が車を運転していなくても、例えばあなたが会社を経営している場合、従業員が仕事に関して車を運転し事故を起こしたときには使用者として賠償責任を負担しなければなりません。また、あなたが誰かに車を貸していてその人が事故を起こしたときは、車の保有者として賠償責任を負担しなければなりません。

【刑事責任】
 自動車の運転に必要な注意を怠り被害者を死亡または負傷させると、加害者は自動車運転過失致死罪または自動車運転過失傷害罪として、7年以下の懲役(禁錮)または100万円以下の罰金に処せられます。アルコールや薬物の影響で正常な運転が困難な状態で事故を起こしたときには危険運転致死傷罪としてさらに重い刑に処せられることがあります。

【行政上の責任】
 いわゆる行政処分といわれるもので免許の取り消しや停止のことです。過去3年間の違反や事故に点数をつけて、その合計点数によって処分が決められます。




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