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2011年(平成23年)12月27日  火曜日

Q.
  会社を経営しています。従業員には休日に労働してもらい、代わりに勤務日に休んでもらうことがあるのですが、振り替え休日と代休というものがあり、法的には意味合いが違うということを聞きました。どのように違うのでしょうか。


A.
 労働基準法による休日とは週1日の休日のことを意味します(就業規則により4週間を通じて4日の休日を与える方式も可能です)。週休2日制の会社については、2日の休みのうち1日は労基法上の休日(法定休日)、もう1日は労基法上の休日でない休日(法定外休日)になります。

 法定休日か法定外休日かによって、主に休日労働をさせた場合の割増賃金に影響が生じます。法定休日に労働させると35%増の割増賃金支払い義務が生じますが、法定外休日に労働させた場合にはこの義務は生じません。そのためいずれが法定休日にあたるか、就業規則に明示するのが望ましいとされています。

 振り替え休日は、あらかじめ決められた法定休日を他の日に振り替えることができる制度です。これにより法定休日を振り替えたことになるので、休日労働にはならず、割増賃金の支払い義務は生じません。振り替え休日の要件は@事前にどの休日とどの労働日を交換するかを特定して労働者に示すA労働協約、就業規則の規定などに振り替えの根拠があることです。

 他方、代休とは振り替え休日の手続きを踏まないまま休日労働をさせて、後にこれに代わる休日を与えることです。この場合、休日労働させていますので、割増料金の支払い義務が生じるので注意が必要です。休日労働分として1.35日分の賃金支払い義務が生じますが、代休分として1日分の賃金をカットできますので、差額の0.35日分の賃金支払い義務が生じることになります。




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