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2010年(平成22年)4月6日  火曜日

Q.
  交通事故で足を複雑骨折し入院した後6ヶ月ほど通院しています。保険会社からそろそろ示談の話をしたいと言われましたが、そもそもどのような請求ができるのか分かりません。教えて下さい。



A.
 まず治療中の損害については、「傷害による損害」を請求することができます。主なものとして@治療関係費、A入院雑費、B通院交通費、C装具等購入費、D入通院慰謝料、E休業損害、F必要性があれば付き添い介護費−などがあります。
 @、B、Cは実費、Aは1日あたり1500円が認められます。Dは入通院の期間と症状の程度に応じて基準がありますので、それに基づいて決められます。Eは原則として現実の収入減ですが、家事従事者も認められ、無職者でも認められる場合があります。Fは付き添いの程度によりますが職業付添人の場合は実費、近親者付添人の場合は1日あたり6500円ほどが認められる場合があります。
 治療により症状は軽くなりますが、ある時期を過ぎると治療の効果が出てこなくなります。このような状態を「症状固定」と言い、医師と相談して決められます。症状固定後は傷害による損害を請求できませんが、後遺障害等級が認められると「後遺障害による損害」を請求できます。主なものとして@後遺障害の慰謝料、A逸失利益(後遺障害がなければ今後得られたであろう利益)−があります。
 傷害、後遺障害による損害の算定基準としては、@自賠責保険基準(自賠責保険で用いられている基準)、A任意保険基準(任意保険会社が定めた基準)、B裁判(弁護士会)基準−があります。一般に@→A→Bの順で金額が高くなるので、保険会社と話しをするとしても弁護士に相談するなどして自分の正当な賠償額を知ることが重要です。



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