Top Pageへ         


            
2009年(平成21年)1月24日  土曜日

Q.
  夫が愛人をつくり別居して1年になります。子供がいるので離婚はしたくないのですが、ここ数ヶ月、生活費を入れてくれません。生活費を出してもらうにはどうしたらいいでしょうか?


A.
  民法760条は「夫婦は、その資産・収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する。」と定めています。
 婚姻中、夫は妻に必要な生活費を渡さなければならず、妻もそれを要求する権利があります。
 本件でもあなたは夫に生活費の支払いを請求する権利があり、夫が支払いに応じなければ、家庭裁判所に婚姻費用分担の調停という手続きを申し立てることできます。
 調停、つまり裁判所での話し合いでまとまらない場合には、最終的に裁判所が「毎月いくらを支払え」と審判で命ずることになります。
 夫が調停や審判で決まった金額を支払わないときは、給料など夫の財産を差し押さえることも可能です。
 支払金額は主に双方の収入を考慮して決められますが、婚姻費用分担額の算定表があり、容易に一応の金額を確認することができます。
 審判が出るまでには相当の日数がかかりますので、差し迫った必要があれば、審判前でも、とりあえず応分の生活費を支払えとの仮の処分を裁判所に求めることができます。
 円満な家庭生活を取り戻すために第三者を入れて話し合いたいというお気持ちがあれば、併行して夫婦関係調整という調停の申し立てをすることもできます。調停委員が夫婦双方から話を聞き、問題点を探り、双方に解決のための助言をする形で手続きが行われます。
 なお、不貞関係にある愛人に対しては、夫と離婚していなくても慰謝料請求をすることが可能です。



法律あれこれ 一覧へ


Copyright(C)2009 Matsuda law office All Rights Reserved.