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 2008年(平成20年)7月26日  土曜日

Q.
       夫が飲酒運転で人身事故を起こして、警察に逮捕されました。
       刑事手続きの流れについて教えて下さい。



A.
 逮捕後は取調が行われ、48時間以内に警察から検察官に身柄が送られます。検察官は身柄拘束の必要があると判断した場合には,裁判官に勾留請求します。最長で20日間身柄拘束を継続することが可能です。
検察官は,勾留期間満期までに,どのように処分するかを決めます。裁判にかける必要が無いと判断した場合には不起訴処分になります。裁判にかける場合でも,公開法廷での裁判を請求する公判請求,軽微事件で書面審査により罰金を命じる略式命令請求があります。
不起訴や略式命令請求の場合は,処分の日に釈放されます。

 公判請求がなされた場合は,公判期日が決められ,裁判が行われます。裁判では,検察側,弁護側がそれぞれ主張・立証を行い,最後に検察側の論告求刑,弁護側の弁論がなされ,審理が終結します。その後,判決が言い渡されます。執行猶予判決が出れば,その日に釈放されます。実刑判決が出れば刑務所に行くことになります。なお,起訴後は保釈金を支払って解放される保釈という制度もあります。
 逮捕後の権利として,黙秘権と弁護人依頼権があります。黙秘権とは,自己に不利益な供述を強要されない権利です。弁護人依頼権とは,弁護人を選任する権利です。逮捕後,いったん供述調書に署名すると,後の裁判で覆すことは難しくなるのが現状です。したがって,出来るだけ早期に弁護人を依頼するのが良いと思います。弁護士のあてがない場合、弁護士会に弁護人選任の申し出をすれば、弁護士会が弁護士を派遣します。初回は無料でアドバイスを受けることができます。
                               

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