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2008年(平成20年)10月11日  土曜日

Q.
    姓名判断で「金運に恵まれず、このままではお金の苦労が絶えない」と言われました。
    氏名を変えたいと思っていますがなかなかできないと聞きました。難しいのでしょうか。



A.
 氏名は個人を識別する重要な要素ですから、むやみに変更することはできません。その変更手続きは、家庭裁判所に変更許可の申し立てをする方法で行われます。
氏の変更は、戸籍法107条によって「やむを得ない事由」が必要とされています。
裁判所が変更を許可するか否かは、客観的・社会的にも「やむを得ない事由」があるかどうかがポイントとなります。認められた事例としては、珍奇・難解・難読な氏、永年使用(氏の場合は30年程度の使用が必要といわれています)、氏の使用による社会的差別や精神的苦痛を理由とするものなどがあります。
本件のように姓名判断という理由のみでは客観的・社会的に「やむを得ない事由」があるとはいえず、氏の変更は困難と考えます。

名の変更も、戸籍法107条の2によって「正当な事由」が必要とされています。もっとも、名の変更は氏に比べて社会的影響が小さいため、緩やかな要件と考えられています。「正当な事由」として認められたものとしては、珍奇・難解・難読のほか、営業上の目的から襲名する必要がある場合、永年使用して(長いほど良いですが、成年の場合は通常5年以上、子供の場合はもう少し短くてもよいといわれています)通称として通用している場合などがあります。

本件のように姓名判断という理由のみでは名の変更も困難ですが、新しい名を5年以上継続して使用したという実績があれば、永年使用により名の変更は認められる可能性があると考えます。


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